アーカイブ:2009年 4月 30日
本稿は2008年05月11日に、世界遺産であり日本最古の神社建築を擁する「宇治上神社(うじがみじんじゃ)」を訪問した際の記録です。「さわらびの道」にひっそりと佇む境内で、1060年頃の建築とされる国宝・本殿の「覆屋(おおいや)」構造や、平安時代の寝殿造りの様式を今に伝える国宝・拝殿の優美な屋根曲線(縋破風)を建築学的視点から鋭く考察しています。現存唯一の宇治七名水「桐原水(きりはらすい)」の清冽な響きや、斜面を利用した巧みな伽藍配置がもたらす演出効果に触れ、質朴ながらも平安の余香を色濃く留める聖域の真価を、深い洞察力をもって記述しております。
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