徘徊の旅の中で巡り合った名所や史跡などの「場所」を文書と写真と地図を使って保存するブログ

アーカイブ:2009年 7月 20日

妙心寺

 

本稿は2008年5月14日、日本最大の寺院数を誇る臨済宗妙心寺派の大本山「妙心寺(みょうしんじ)」を訪れた際の記録です。花園法皇の離宮を禅寺に改めたことに始まる草創期の歴史から、開山・関山慧玄(無相大師)の厳格かつ質素な禅風を詳述。室町時代に足利義満の不興を買い中絶に追い込まれた「応永の乱」後の苦難、そして日峰宗舜や雪江宗深らによる中興の足跡を辿ります。江戸時代の「紫衣事件」に見られる、権力に屈しない「林下(りんか)」としての在野精神にも言及。さらに、狩野探幽の「雲龍図」を戴く法堂や、直線状に並ぶ七堂伽藍の威容など、禅宗建築の真髄についても深く考察しています。

 

仁和寺

 

本稿は2008年5月14日、真言宗御室派の総本山であり、世界遺産にも登録されている「仁和寺(にんなじ)」を訪れた際の記録です。光孝天皇の勅願に始まり、宇多天皇によって落成された「御室御所」としての高貴な歴史を詳述。応仁の乱による全焼を経て、江戸時代に徳川家光の援助と御所からの建物下賜(紫宸殿の移築など)によって再興された経緯を辿ります。現存する近世紫宸殿の唯一の遺構である国宝「金堂」や、重厚な「二王門」、さらには明治の再建ながらも雅やかな往時を偲ばせる「御殿」の建築群と、五重塔を借景とした池泉鑑賞式庭園の美学について、建築・歴史の両面から深く考察しています。

 
 

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