徘徊の旅の中で巡り合った名所や史跡などの「場所」を文書と写真と地図を使って保存するブログ

アーカイブ:2009年 7月 18日

とようけ茶屋

 

本稿は2008年5月14日、京都・北野天満宮の門前に位置する「とようけ茶屋」を訪れた際の食歩記です。明治30年創業の老舗豆腐店「とようけ屋山本」がプロデュースするこの食事処について、店名の由来である食物の女神「豊宇気毘売神(とようけびめのかみ)」の歴史から、国産大豆へのこだわりまでを詳述。看板メニューの「とようけ丼」や「生ゆば丼」を通じ、料亭の京料理とは一線を画す「町の豆腐屋」ならではの、日常に寄り添った力強い味わいと心意気を紹介しています。高級感を振りかざさず、最高の品質を日常の価格で提供する老舗の哲学に触れた記録です。

 

龍安寺

 

本稿は2008年5月14日、世界的に名高い枯山水庭園を有する「龍安寺(りょうあんじ)」を訪れた際の記録です。平安時代の円融寺建立に始まり、藤原実能による徳大寺、そして室町幕府の管領・細川勝元による開基と応仁の乱での焼失・再興といった重層的な歴史を辿ります。最大の見どころである方丈南庭(石庭)については、三方を囲む「油土塀(あぶらどべい)」の役割や、15個の石が織りなす極限の空間美を分析。さらに、黄金比やパースペクティブ(遠近法)を用いた小堀遠州作庭説などの建築学的考察を交え、名もなき工匠たちが紡ぎ出した静寂なる小宇宙の謎に迫っています。

 
 

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