アーカイブ:2009年 7月 25日
本稿は2008年5月14日、臨済宗妙心寺派の屈指の塔頭である「退蔵院(たいぞういん)」を訪れた際の記録です。応永11年(1404)の創建以来、妙心寺の中絶と中興の歴史を共にしてきた同院の歩みを詳述。重要文化財の「方丈」や、片桐石州好みの「袴腰造(はかまごしづくり)」の玄関など、江戸初期の遺構を紹介しています。さらに、日本最古の水墨画のひとつとされる国宝「瓢鮎図(ひょうねんず)」の謎や、狩野元信がその画風を立体化したと伝わる「元信の庭」の色彩豊かな石組みを考察。昭和の名園「余香苑(よこうえん)」で見られる陰陽の庭や立体的な池泉回遊式庭園の構成まで、中世から現代に至る庭園美の変遷を辿っています。
アーカイブ
カテゴリー