アーカイブ:2008年 10月 13日
本稿は2008年5月10日に善能寺を訪問した時の訪問記です。泉涌寺の塔頭である善能寺は、空海により創建され、現在は航空殉難者の慰霊の地としての役割を担っています。境内には昭和の名匠、重森三玲の手による池泉回遊式庭園「遊仙苑」が広がり、水が失われた今もなお、潔い精神性を湛えています。新緑の小雨に煙る中、歴史の重層性と現代の祈りが交差する静謐な空間を巡り、その石組みや景観の妙について深く考察した記録であります。
本稿は2008年05月10日に泉涌寺を訪問した時の訪問記です。新緑の候、京都駅から伏見街道を経て「御寺」と称される皇室ゆかりの聖地を訪ねました。月輪大師による宋風伽藍の造営から、歴代天皇の御葬儀を司る御香華院としての重厚な歴史を紐解き、明治天皇再建の霊明殿や京都御所から移築された御座所、そして名高き御座所庭園の静謐な美しさを、往時の情緒そのままに格調高く描写しております。
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