アーカイブ:2008年 10月 26日
本稿は2008年05月10日に東福寺の方丈を訪問した時の訪問記です。明治期に再建された方丈の四周に、昭和の巨匠・重森三玲が「四庭一環」の思想のもと作庭した「八相の庭」を巡ります。須弥山思想や神仙思想を背景とした力強い南庭から、サツキの刈り込みと敷石がモダンな市松模様を織りなす西庭・北庭、そして廃材を星に見立てた東庭に至るまで、伝統と革新が融合した空間の魅力を詳述しています。本稿では、仏教的世界観である「八相成道」に基づいた各庭の意匠と、近代作庭の白眉とされるその芸術的価値について、筆者の深い洞察と共に格調高く綴っております。
本稿は2008年05月10日に東福寺の開山堂および普門院を訪問した時の訪問記です。洗玉澗に架かる名高き通天橋を渡り、その先に佇む開山堂(常楽庵)と普門院の静謐な空間を巡ります。江戸時代後期の再建ながら、楼閣を戴く独自の建築様式を誇る開山堂と、開山聖一国師の住持であった普門院、そしてそれらを彩る名園の風情を記述しています。特に、池泉式と枯山水が共存する庭園の構成や、近代作庭の巨匠・重森三玲による修復の影響、さらに明治以降の変遷による空間の変容について、歴史的な考証を交えつつ格調高く綴っております。
アーカイブ
カテゴリー