アーカイブ:2009年 6月 07日
本稿は2008年5月12日に神泉苑を訪問した時の訪問記です。平安京造営時に大内裏に接して設けられた禁苑の歴史を辿り、かつては現在の二条城をも含む広大な敷地を誇った往時の姿に想いを馳せています。空海による祈雨の伝説や善女龍王の勧請、祇園祭の淵源となった御霊会の執行など、信仰と儀礼が交差する聖地としての変遷を詳述しています。徳川家康による二条城築城に伴う縮小を経て、今なお竜頭鷁首の舟を浮かべ平安の遺風を伝える静謐な境内の様子を、格調高く綴った一編です。
本稿は2008年5月12日に二条城を訪問した時の訪問記です。足利・織田・豊臣の時代を経て、徳川家康が慶長8年(1603)に築城した現・二条城の変遷を中心に、幕末の大政奉還に至るまでの日本史の転換点を詳述しています。国宝・二の丸御殿の雁行する建築美や小堀遠州による豪壮な庭園、さらには桂宮御殿を移築した本丸御殿など、武家文化の精華と朝廷との微妙な力関係を、現地の石碑や遺構を辿りながら格調高く考察した紀行文です。
アーカイブ
カテゴリー