アーカイブ:2009年 5月 16日
本稿は2008年5月12日に南禅寺境内に聳える水路閣を訪問した時の訪問記です。静謐な禅寺の伽藍に異彩を放つレンガ造りのアーチ橋は、明治期に京都の再興を懸けて建設された琵琶湖疏水の一部であり、近代化の象徴です。主任技術者・田邉朔郎が心血を注いだこの巨大プロジェクトが、水運、発電、上水道として京都の基盤を支えてきた歴史を辿ります。また、疏水が地形に逆らって流れる工学的妙味や、古典様式を取り入れた意匠が歳月を経て東山の景観に融和していく様についても記した記録です。
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