アーカイブ:2009年 5月 17日
本稿は2008年5月12日に南禅寺の開山塔である天授庵を訪問した時の訪問記です。南禅寺開山・無関普門禅師を祀るために暦応3年(1337)に開創された同庵の、波乱に満ちた興亡の歴史を辿ります。応仁の乱による荒廃を経て、慶長7年(1602)に細川幽斎の手によって再興された伽藍と、その意向が色濃く反映された庭園に焦点を当てました。白砂に直線的な敷石が走る枯山水の本堂前庭と、鎌倉末期の面影を留め新緑に包まれた池泉回遊式の書院南庭という、対照的な二つの名園が織りなす静謐な空間について記しています。
本稿は2008年5月12日に南禅寺発祥の地である南禅院を訪問した時の訪問記です。後嵯峨上皇が造営した離宮「禅林寺殿」の面影を今に伝える静謐な聖域を訪ねました。鎌倉時代の高僧であり、希代の作庭家としても知られる夢窓疎石の手による池泉回遊式庭園を中心に、その歴史的背景を考察しています。度重なる焼失を経て桂昌院の寄進により再建された総桧の方丈建築や、亀山法皇の御分骨を納めた御陵が佇む東山の山裾にて、新緑に包まれた中世の名園の風情を記した記録です。
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