アーカイブ:2009年 5月 26日
本稿は2008年5月12日に、京都市左京区の「白河院(しらかわいん)」を訪問した際の記録です。この地は平安時代、藤原良房の別荘「白河殿」から始まり、後に白河天皇に献上されて院政の舞台、さらには巨大な九重塔を誇った「法勝寺」の寺域となった歴史的重層性を持つ場所です。現在の建物と庭園は、大正8年(1919)に下村忠兵衛の邸宅として、武田五一の設計、七代目小川治兵衛(植治)の作庭により再興されたものです。私立学校教職員共済組合の宿泊施設となった現代において、往時の院政期への追憶と、植治による近代名園の成熟した姿を、歴史的背景を交えて記した記録です。
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