アーカイブ:2009年 5月 18日
本稿は2008年5月12日に南禅寺金地院を訪問した時の訪問記です。江戸幕府の幕政と宗教行政を一手に担い、「黒衣の宰相」と恐れられた以心崇伝の拠点である同院の歴史を辿ります。徳川家康の側近として諸法度の起草や方広寺鐘銘事件、紫衣事件に関与し、絶大な権力を握った崇伝の足跡を、僧録職の変遷と共に詳述しました。小堀遠州作の「鶴亀の庭」、伏見城の遺構と伝わる方丈、そして家康を祀る東照宮など、政治的権威と芸術的意匠が高度に融合した伽藍の構成について、当時の外交・行政的背景を交えて記した記録です。
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