徘徊の旅の中で巡り合った名所や史跡などの「場所」を文書と写真と地図を使って保存するブログ

アーカイブ:2009年 5月 30日

満願寺

 

本稿は2008年5月12日に、京都市左京区にある日蓮宗「満願寺(まんがんじ)」を訪問した際の記録です。現在は閑静な住宅街に佇む同寺ですが、その由緒は平安時代に菅原道真の霊夢を見た多治比文子(たじひのあやこ)にまで遡り、北野天満宮の創建に関わる「文子天神」を鎮守として祀っています。また、境内には法勝寺執行・俊寛僧都の住居跡と伝わる「閼伽井(あかい)」があり、平安後期の悲劇的な歴史を今に伝えています。江戸時代に日蓮宗へと改宗し、洛陽十二支妙見巡りの一つ(辰の方位)としても信仰を集めるなど、天神信仰、法勝寺の遺構、妙見信仰という重層的な歴史が交差する境内の様子を記した記録です。

 
 

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